砂場遊びは、子どもたちの一番好きな遊びの一つです。そして砂場はどんな遊具よりもすぐれた教材です。

「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」（ロバート・フルガム）という名著がありますが、砂場で遊ぶ子どもたちを見ていると、本当にそんな気がします。

 

砂でつくったおまんじゅう、たくさん作ってバケツに盛り付け。とっても美味しそう！　砂場は時に台所にもなります。

 

山をつくって、トンネルを掘る。掘り進んで、トンネルの中で誰かの手とふれあった時の感触は、誰にでも一度は経験があることだと思います。

このトンネルは、落ちたザクロの花で飾られています。女の子の作ったトンネルのようですね。

 

水たまりに入って、大喜びです。水たまりに入っているだけで、こんなに喜べる子どもって、なんて素敵な存在なのでしょう。

 

大雨の後にできた大きな水たまりで、大土木工事が始まりました。

みんなで協力し、道具を使い、頭を使い、工夫を重ね、作業が進みます。時間を忘れての作業です。

 

 川ができ、島ができ、堤防？・・・　子どもの想像力が、次から次へと広がります。

砂という可塑性を持った教材が、幼児にとって最も優れた教材であることを、改めて感じました。

幼稚園では、たっぷり砂場遊びをさせてあげたいと思っています。