柳川幼稚園NEWS

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地蔵盆・えんま様

8月24日は地蔵盆です。今年は少し遅れましたが出園日の今日、みんなでお参りしました。

運動場の隅に、お地蔵さまがまつられています。このお地蔵さまは50年以上前に交通事故で亡くなった園児を供養し、園児が健やかに成長することを祈念して、当時のご父兄が建立されました。以来柳川幼稚園の園児を、ここから優しく見守っていただいています。お地蔵様の前掛けは、亡くなった園児のお母様が、50年間毎年この地蔵盆の前に、人知れず新しいものに替えておられます。有り難いことです。

 

いつもお参りはしていますが、今日はあらためて、皆手を合わせお参りいたしました。「いつも私たちをお守りいただきありがとうございます」

 

柳川幼稚園にはもう一つ大切な仏様が園児を見守っておられます、閻魔(えんま)様です。閻魔様は柳川幼稚園の園歌にも登場します。柳川幼稚園の卒園児は、いろんなことは忘れても、閻魔様のことは覚えているとよく言われます。それほど園児たちにとって身近で印象深い仏様になっているのでしょう。悪いことをすると閻魔様に舌を抜かれるとか、地獄に連れて行かれるとか、園児たちにとっては怖い存在ですが、人がいなくても仏様(えんまさま)が、自分のすることを見ておられて、悪いことをすると罰(ばち)が当たるという、日本人が昔から持ち合わせている心(考え方)は、次の世代にも受け継いでもらいたいと思っています。

 

お参りした後、理事長先生からお話がありました。お地蔵様を建立した由来の後に、閻魔様とお地蔵様のお話がありました。

「閻魔様は実はお地蔵様の化身仏です。つまりお地蔵さまと閻魔様は一体の仏様なのです。ある時は優しいお顔のお地蔵さまとなり、子どもたちを守り導き、またあるときは怖いお顔の閻魔様に変身して、みんなが悪いことをしないように怒ってくださる。どちらもらもみんなの健やかな成長を願っておられる仏様なのです。まるでみんなのお母さんや、先生たちと一緒だね、いつもは優しいけど、時々とっても怖いお顔でみんなを叱ることもあるね。優しいときも怒っている時も、みんなのことを思って、みんながいい子になるように願っているんだよ。」

子どもたちはお話を真剣に聞いていました。

子どもたちの心に、お地蔵様と閻魔様がいつまで残っていくことを願っています。

 

 

2012年8月28日

朝顔とトマト

夏休みももうすぐ終わりますね。まだまだがんばっているのが、この夏を彩ってくれた朝顔とトマトです。

何種類か、朝顔が咲いているのですが、これは、数年前のつき組さんたちが植えてくれた筋入りの珍しい朝顔です。種を採取して次の年も植え、を繰り返し、ずっと咲き続けています。紫色に、白い線がすっきりと入り、なんとも風情があります。今年も大事に種をとっておきましょう、、、。

 

ミニトマトも、まだまだすずなりです。 ♪「とーまとってすてきななまえだね、うえからよんでも、と・ま・と、したからよんでも、と・ま・と」大中恩作曲のうたにもあります。子どもたちもよく歌います。新鮮なもぎたてのトマトは、まっかなお顔にくるんとカールした緑のへたの形が本当にかわいいですね。手の上にのせて、ずーっと眺めていたいほど、いとおしい形をしています。