つき組さんの劇遊びです。まずはA組さん。「葉っぱのフレディ」です。
みんなフレッシュな若葉の一枚一枚に扮しています。素敵なコスチュームですね。
葉っぱのひとりひとりには、自分でつけた名前があります。みんなでお話し合いをしているところ。
生きている、今生きていることの素晴らしさを歌い上げます。
秋になれば、それぞれの色に色づく葉っぱ。オレンジ、黄色、赤、むらさき・・・。ひとつとして同じ色合いはない。このことは、みんなのこれから(未来)と重なります。でも秋を過ぎ、冬がやってきて、一枚また一枚と、葉っぱはひらひらと大地に舞い落ちていく。いのち尽きた後、その命はどうなるのか・・・。
一枚の葉っぱの一生を考えるとき、生を受け、十分にその一生を生き、自分だけの色に染まり、いのち尽き、大地に還る。そしてそれがまた次の生へとつながる。いのちはめぐり、つながるいのち。大切なテーマを、自分たちなりに考えながら、ひたむきに演じる子どもたち。劇を見ていて、子どもたちから、「今を生き生きと生きる」、「つながるいのち」、、、考えさせてもらいました。素敵なうたもたくさんのミュージカル仕立てでした。
こちらは、B組さん。みなさんおなじみの「ブレーメンの音楽隊」でした。子どもたちは、十分にお話を楽しみ、自分たちの世界のものとして、生き生きと演じています。
おんどり、いぬ、ねこ、ろば、等の動物。どろぼう、ナレーター…と、自分たちで、役割を話し合いで決めた、とのこと。意外にも?怪しげなどろぼう役に人気があったようです。でも、さすが年長さん。話し合い、「どうしてもこの役になりたい!」と主張したり、譲り合ったり、して、折り合いをつけながら、配役を決めて、練習を始めたようです。劇を演じることはもちろんですが、配役決めなどのプロセスにも、成長の芽が隠されています。
どうですか?この楽しそうな踊りの表情。
みんなで、どろぼうの家に潜入して、ごちそうを頂いていると、どろぼうが帰ってきます。手に汗握る瞬間です。
フィナーレは、みんな一緒に!
登場人物の自己紹介などで、拍手をもらい、幕を閉じます。お面や衣裳を作ることも、劇を構成する上で大切な要素になります。見ていて、とにかく楽しい劇でした。
クラスの仲間意識が高まってこその、劇遊びの取り組み。やり遂げた喜びを、これからのエネルギーに変えてほしいと願います。素敵な思い出のひとつになりました。