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つぼみ組劇遊び

一番 ちいさいつぼみ組のお友だちの劇は、「三びきのこぶた」でした。かわいいお面をかぶって大きいぶたさん、中くらいのぶたさん、小さいぶたさん、と違う色のお面をかぶっています。

みんななかよく、こぶたさんになりきっています。ちいさなお尻のしっぽがかわいいでしょう?

先生なりきる、こわーいおおかみさんに勇敢に立ち向かっていくところが、小さいながらも、勇気を感じさせます。これから大きくなっていく中で、自分の胸に秘めた勇気を出すことがあるでしょう。みんなの胸に小さな勇気の種があることをひしひしと感じた劇でした。この一年でできるようになったことがそれぞれ増えて、みんな大きくなりました。さあ、4月からは、はな組さん。新しいお友だちを迎えて、どんな毎日が待っているでしょうか?楽しみですね。

 

2015年4月1日

はな組劇遊び

かわいい3歳児、はな組さんの劇遊びの様子です。

まず、A組さんは、「おおきなかぶ」です。「うんとこしょ、どっこいしょ」の繰り返しが、子どもたちの連帯感を一層強める、力強いリズムが物語の根底を支えます。

いろんな動物さんのお面もかわいいですね。

さあ、最初に出てくるおじいさんです。(おじいさん訳が人気だったとか?)

「うんとこしょ、どっこいしょ」それでも、かぶはぬけません。「みんな、てつだっておくれ~」

最後の小さなねずみさんの力が加わったところで、やっとかぶがぬけました。みんなで、フィナーレのかわいい踊りと歌。一緒に歌いだしたくなるほどに、楽しそうです。

 

B組さんは、「しんせつなともだち」冬の寒い季節に繰り広げられる、思いやりにあふれた心温まるストーリーです。

いろんな動物さんたちが見つけたたべもの(雪が降ってとても寒い北の大地では貴重なたべもの)。みんな十分な食べ物はないけれど、友だちはだいじょうぶかな?と思う思いやり。次から次へと、たべものが友だちの家に届けられていきます。

寝ているお友だちの横を、そーっと起こさないように立ち去ることも、思いやり。

最後は、みんな仲良く楽しい歌を!

さあ、このクラスでのみんな力あわせての最後の取り組み。劇遊び。きっと、ずっと、みんなの心の中に残っていくことでしょう。

「一人ひとりの力は小さくても、力を合わせれば、大きな力になること」(おおきなかぶ)、「自分はともかく、友だちはどうしているかしら?と思いを致すこと=思いやり」(しんせつなともだち)・・・どちらのお話も、心の中木、ずっと温かく持っておいてほしい大切な心もちです。劇の楽しかった気持ちと一緒に、みんなの心の中にしまっておいてほしいですね。

 

 

ほし組劇遊び

まずはB組さんから。「金のがちょう」です。木こりさんが人助けをして、かわりにもらった金のがちょう・・・それをめぐって、面白い展開になります。

なぜだか、次から次へと人々がつながっていくのです。ああ、手が離れない!

こまった、こまった・・・

街のお城では、笑わないお姫様に、王様は困っていたのですが、このくっついて離れない行列を見て、お姫様は、なんと笑い出します。それを見た王様は、たいそう喜び、姫と木こりの結婚を許すのです。

よかった、よかった…ハッピーエンド!最後は、楽しい歌と踊りで締めくくります。それぞれのセリフもうまく言えて、次々につながっていくコミカルな様子が、力を合わせて、うまく表現されていて、見ていると思わず、笑みがこぼれました。

 

さて、A組は、みんなの大好きな「ぐりとぐら」あまりになじんでいるこのお話が、どんなふうに劇になっていくのか、とても楽しみでした。さあ、はじまりはじまり~のねずみのぐりとぐらは、森の中で大きな卵を見つけ、カステラを焼くことに・・・

いろんな動物さんたちが登場して、それぞれの得意な歌を披露してくれます。その動物さんたちに合ったぴったりの歌です。

さあ、焼けたかな?

ほら、黄色い、美味しそうなカステラが焼きあがりました。みんな飛び跳ねて、大喜びです。

さあ、残った卵のからは??あらあら、びっくり素敵なくるまになりました。

みんなが日ごろから楽しんでいる物語絵本から、登場人物が飛び出してきたこの劇は、絵本の中で遊びこむことの楽しさが自然に体験出来ていて、この時期の子どもたちにぴったりでした。大道具を自分たちで運んだり、お友だちと出番を目配せしたり、、いろんなところに子どもたちの成長も感じられ、一年間の育ちの集大成ともいえる劇遊びでした。

 

つき組劇遊び

つき組さんの劇遊びです。まずはA組さん。「葉っぱのフレディ」です。

みんなフレッシュな若葉の一枚一枚に扮しています。素敵なコスチュームですね。

葉っぱのひとりひとりには、自分でつけた名前があります。みんなでお話し合いをしているところ。

生きている、今生きていることの素晴らしさを歌い上げます。

秋になれば、それぞれの色に色づく葉っぱ。オレンジ、黄色、赤、むらさき・・・。ひとつとして同じ色合いはない。このことは、みんなのこれから(未来)と重なります。でも秋を過ぎ、冬がやってきて、一枚また一枚と、葉っぱはひらひらと大地に舞い落ちていく。いのち尽きた後、その命はどうなるのか・・・。

一枚の葉っぱの一生を考えるとき、生を受け、十分にその一生を生き、自分だけの色に染まり、いのち尽き、大地に還る。そしてそれがまた次の生へとつながる。いのちはめぐり、つながるいのち。大切なテーマを、自分たちなりに考えながら、ひたむきに演じる子どもたち。劇を見ていて、子どもたちから、「今を生き生きと生きる」、「つながるいのち」、、、考えさせてもらいました。素敵なうたもたくさんのミュージカル仕立てでした。

 

こちらは、B組さん。みなさんおなじみの「ブレーメンの音楽隊」でした。子どもたちは、十分にお話を楽しみ、自分たちの世界のものとして、生き生きと演じています。

おんどり、いぬ、ねこ、ろば、等の動物。どろぼう、ナレーター…と、自分たちで、役割を話し合いで決めた、とのこと。意外にも?怪しげなどろぼう役に人気があったようです。でも、さすが年長さん。話し合い、「どうしてもこの役になりたい!」と主張したり、譲り合ったり、して、折り合いをつけながら、配役を決めて、練習を始めたようです。劇を演じることはもちろんですが、配役決めなどのプロセスにも、成長の芽が隠されています。

どうですか?この楽しそうな踊りの表情。

みんなで、どろぼうの家に潜入して、ごちそうを頂いていると、どろぼうが帰ってきます。手に汗握る瞬間です。

フィナーレは、みんな一緒に!

登場人物の自己紹介などで、拍手をもらい、幕を閉じます。お面や衣裳を作ることも、劇を構成する上で大切な要素になります。見ていて、とにかく楽しい劇でした。

 

クラスの仲間意識が高まってこその、劇遊びの取り組み。やり遂げた喜びを、これからのエネルギーに変えてほしいと願います。素敵な思い出のひとつになりました。