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はなまつり

今日花まつりをしました。お釈迦様のお誕生を祝う花まつりは、暦の上では4月の8日となっていますが、入園式前ということで、柳川幼稚園では、毎年ひと月遅れの、5月の8日に行っています。

学年ごとに本堂に集まり、理事長先生から、花まつりについてお話をしていただきました。

花まつりは、お釈迦様の生まれた日をお祝いするお祭りです。お釈迦様は昔々(2500年以上前)現在のインドの北(ネパール南部)の、ルンビニーという所の、花園でお生まれになりました。みんなが持ってきてくれたお花で飾った花御堂は、その花園をあらわしています。生まれてすぐに立ち上がり、七歩歩かれ、天地を指さし「天上天下唯我独尊」と言われました。この命(あらゆる命)は何物にもかえがたい唯一無二の尊い命、すべての命を大切にしなくなくてはいけない、という意味です。お釈迦様がお生まれになる時、天からは竜王が甘露の雨「甘い雨」を降らせたと言います。この甘い雨に打たれたのものは、病が治癒したとも言われています。この雨を模して、誕生仏に甘茶をかける習慣が生まれました。今日は子どもたちも、一年健康で過ごせるように、お昼に甘茶を少しいただきます。

花御堂の中には小さなお釈迦様がいらっしゃいます。初めて見る子どもたちは、みんな興味津々です。

きれいな花御堂の屋根の向こうには、阿弥陀様もいらっしゃいます。

柄杓で、甘茶をかけてみました。楽しそうですね。楽しい思い出として花まつりがいつまでも記憶に残り、いのちを大切にする人になってほしいものです。

子どもたちの笑顔を見ていると、本当に平和なこの時代をありがたく感じますが、一方では、人の命の大切さを忘れた悲しい出来事がたくさん起こっています。

十分な愛情を受けた子どもたちは、自分の命の大切さを知り、それと同時に人の命の大切さもわかる人となるのだともいます。家庭でも、幼稚園でも子どもたちに十分な愛情を注いでいきたいと思います。

 

2015年5月8日