月組造形
パソコンの故障で、ブログの更新が滞っていましたが、パソコンも新しくなり、久しぶりの更新となります。
まずは、つき組さんの最近の造形をいくつかご紹介します。
デカルカマニー、子どものころ、皆一度は体験したことがあるのではないでしょうか。絵具を片面に置き、紙を合わせて開く絵画の技法です。理事長先生が手順を説明しています。子どもたちから「ワ~」という感嘆の声が。
片面にたっぷり絵の具を置くように塗ります。画用紙を二つに折って、、、。
開くと、右と左に同じ形が現れます。開いた時のわくわくした思いが、この造形遊びのねらいでしょうか。
左右対称な図柄は、何に見えるでしょうか? 蝶々、トンボの頭、怪獣・・・。
こちらは墨絵。和紙に墨で描くという、日本の伝統素材に触れ合う絵画制作です。和紙に墨や絵具がにじむ感覚を体験します。
筆の水分が紙に吸われて、思うように描けないところがまた面白い!
子どもが作る造形と、水墨の素朴な風合いが相まって、素敵な絵ができました。最後に絵の隅に自分で落款(ハンコ)をおすと、よりそれらしくなります。
裏庭をめぐり、秋の草花を採集して絵を描くことにしました。これはカラスウリ。
春の花のように華やかではありませんが、様々な花や実が秋を飾ります。
ツワブキ、ブドウのようなヤマゴボウの実、ホトトギス、菊、シュウメイギクなど、たくさんの花や実、紅葉した葉っぱを、花瓶にさしてみました。
グレーの画用紙に、秋の草花が子どもたちによって、美しく再現されました。
庭から花を摘み、花瓶にさして、それを描く。美しい行為から、美しい造形が生まれる。なんて素敵なことでしょう。
「ビー玉コロコロ」絵具を付けたビー玉を画用紙の上にのせて、二人で息を合わせコロコロ転がすと、画用紙の上にビー玉の軌跡が残ります。
手で描く線とは違う、ビー玉君が描いた線は、面白い造形を作ります。遊びながら、形が生まれる瞬間を体験することができます。
ビー玉が描いた線で囲まれた、面を色鉛筆で色分けすることで、自分の造形をプラスし、私の作品にしていきます。
これはお友達が持ってきてくれた、インスタントひっかき画です。真黒な魚やチョウやクマやカニさんを、とがったものでひっかくと下からきれいな色が現れます。楽しく手軽な教材でした!
運動会のテーマの一つ、竜宮城を描いてみました。
青い秋空に浮かぶ白い雲。よく見ていると、いろいろなものに見えてきませんか。
まずお空に、思い思いの雲を描きます。雲が飛行機だったらいいな、クジラみたいな雲もあるよ!子どもたちの想像は膨らみます。
こんな雲があったら楽しいでしょうね。
閻魔様のことをずっと忘れないでもらうように、絵を描くことにしました。描くためにはよく見なければなりません。まずはよく見て描きます。
ついでに、地獄絵図を見せることに!理事長先生から、地獄の怖いお話が・・・。いつも元気な月組さんが、静まり返ります。
悪いことをした人(かつ懺悔なき人)は、地獄に行くことになる。怖いお話ですが、心のどこかにその思いがあることは、悪いことではないように思います。
でも、子どもたちの描く閻魔様は、優しくかわいい閻魔様でした。
閻魔様がきっと悪いことをしないように、いつまでも守ってくださることでしょう。
子どもたちは自由遊びの時に、集められたたくさんの空き箱を使って、自由に何かを作って遊んでいます。
限られた材料ですが、工夫をして様々なものができています。男の子は乗り物が多いようですね。
女の子もドールハウスのようなお家を作ったり、楽器を作ったり、空き箱遊びは皆に大人気です。おもちゃがなくても子どもは遊びを生み出します。
どんぐり集めで忙しい、リスさんの周りを落ち葉で飾るためでした。秋らしいですね。
落ち葉にのりを塗るのは難しいですが頑張っていました。