一年間、取り組んできた、月組さんたちのお茶のおけいこ。最後の一回です。
朱色のお盆に並べられた季節のお菓子。一つずついただいて、次の人に回す所作も、上手になってきました。
最後のお茶をいただきます。
良く味わっているところです。
大きくなって、また、このようなお茶の空間に身を置くときに、ふと思い出してくれたらいいな、と思います。
相手の好意を、「いただきます」と素直に受ける。
「おさきに」という、ほかの方への配慮。
言葉に出さないながらも、心を尽くすこと、相手の気持ちも感じ取ること…
茶道という日本の精神文化は深いものだと、改めて感じます。子どもたちの心の奥底に、そーっと息づいていってくれることを、祈ります。